あさりのお味噌汁

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ぱらぱら読み:得手に帆あげて

【本の基本情報】

本田宗一郎

2000年10月30日 新装版第1刷発行

 
【読み始めた日、読み終えた日】

2020/9/27, xxxx/xx/xx

 

【本の重要な部分(自分の言葉に変換せず、そのまま書き写すことが大切)】
 表紙:苦しみが大きいほど、巡り来る楽しみも大きいものだ。悲しみも喜びも、感動も、落胆も、常に率直に味わうことが大事だ。そこに、次の行動への足掛かりもできれば、エネルギッシュな意欲も生まれるからである。体験することの中から自身で学び取り、力強く生きていこうではないか。

P4:この種の考え方、人間が生きていく上で不可欠と思われる勉強は、学校からは得られない性質のものである。私は学校教育を否定するものではないが、学校で教える物が教育の大部分であるとする考え方には反対である。

P273:私は、人間が人間らしく生きる最高の方法は、自分の個性を開発し、より個性的に育成して、それに従って生きることだと思う。個性の特質を充分に生かして生きるということである。これによって人生は楽しく、能率良く暮らせるのではないかと思う。つまり人生は「得手に帆をあげて」生きるべきなのである。得手でもない仕事をやればただ苦痛なだけだ。柄でもない生活を営めば、そこには休息も慰安も何もない。特に、現代のような、創意工夫でシビアな競争をしなければならない時代では、個性を悟らず、個性を生かさずに、ただ黙々と機械的な仕事に明け暮れしていたら、その人の人生はダメである。

 

【自分の感想を書く(本の要点とは違い、自分の考えをまとめる)】

 表紙を見た時、自分が前から思っていたこと「楽なことは楽しくない」を思い出した。